柏崎に夏を告げる「えんま市」

えんま市

柏崎の代表的な年中行事に「えんま市」があります。毎年6月14日から3日間、本町など目抜き通りで行われる露店市は、村上大祭(新潟県村上市)、蒲原大祭(新潟市)と並び、新潟三大高町(たかまち)のひとつとされています。

毎年6月ともなると、柏崎の子どもたちはそわそわしてきます。学校でも6月14日から3日間の「えんま市」の過ごし方が話題になることが多くなります。子どもたちにとっては毎年恒例の大イベントなんです。

例年約600軒の露店が約2キロの商店街の両脇に立ち並び、、柏崎市内外から20万人を超える人出でにぎわいます。2車線の道路が歩行者天国となり、道路いっぱいに広がって歩く人並みはやっとすれ違うほどの混雑になります。昼は子どもたちの姿が多いのですが、日が暮れると大人や家族連れが増え、露天の照明が灯りなんとも風情のある光景になります。

毎年6月14日から17日まで植木市と瀬戸物市が開催されますが、「えんま市」の露天の多くは飲食のお店。お好み焼きやたこ焼きなどの定番から、串焼きやポッポ焼き、柏崎名物の鯛めしや鯛茶付け、旬のちょっと珍しいものなど、いろいろな屋台がひしめきます。毎年ごひいきのお店に並ぶ人も多く、毎年新しいお店を探すのが楽しみという人もいて、「えんま市」の「食」の楽しみ方もさまざまです。

「えんま市」は、もともと柏崎市東本町にある閻魔堂の馬市だったものが、文政年間には露店が立ち並ぶ縁日の形態となったと伝えられ、その起源は200年前とも300年前ともいわれています。そのせいか閻魔堂のまわりは昔ながらの露天がいっぱい並びます。

期間中の露店の営業時間は午前10時から午後10時まで。臨時列車が運行され、バス路線も変更になります。

そして「えんま市」とともに柏崎に夏がやってきます。海水も温み、マリンスポーツや釣りを楽しむ姿が増えてくるのもこのころからです。

もうひとつ忘れてはいけないのが笹団子。昔は6月ころになると各家庭で笹団子を作っていたので、家庭によって微妙に味に違いがあり、親戚のあの家の笹団子は美味しいとか、お隣からいただいたのは甘かったとか、笹団子をいただきながら話が弾んでいました。

いまでは笹団子を作る家庭は少なくなりましたが、柏崎だけでも十数件のお店が製造販売しています。お店ごとに作り方や味にこだわりがあり、味比べも楽しみのひとつです。

おひとついかがですか?

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