免疫力を高める魚特集

免疫力を高める魚特集
秋から春にかけて、インフルエンザ等のウイルス性の風邪が流行りますよね。特に最近は新型コロナウイルスなどの、未知のウイルスも発生しています。これらのウイルスは体の細胞である「キラーT細胞」を大量に増やすことで撃退することができます。この力を免疫力といいます。 免疫力を高める食べ物には、細胞の新陳代謝を促すタンパク質が必要です。 ヒトの身体は、水分が約60~70%次いで約20%がタンパク質でできています。 タンパク質といっても、大豆や豆腐などに含まれる植物性タンパク質、肉や魚に含まれる動物性タンパク質とあります。動物性タンパク質には、植物性タンパク質より「必須アミノ酸」がバランス良くまれています。 今回の特集では、免疫力アップに効果的な食事に欠かせない魚を紹介したいと思います。

鮭(さけ)

鮭
昔から霜先の薬食いと言われるほど、鮭は高タンパク低脂質でビタミンDの含有量がとても多い魚です。ちなみに鮭の身は赤いですが、白身魚の仲間でその中でもタンパク質の含有量が上位なのです。また、ビタミンDは小腸や腎臓でカルシウムやリンの吸収を促す働きがあり、ビタミンAを吸収しやすくするため、筋力もつきやすくなるそうです。このビタミンDは日光を浴びると体内で作られますが、日頃室内でいる生活が多い私達には不足しがちな栄養素です。今は1年中鮭を購入することができるのでいつでも食べることができますね。

鯵(あじ)

鯵
春から夏が旬の鯵は、必須アミノ酸の量が多くバランスよく手軽に栄養をとることができます。必須アミノ酸は、タンパク質を生成するのに必要なアミノ酸の中で、体内では作ることができないアミノ酸のことです。また血栓・高血圧予防になるDHAやEPAなどの栄養もふくまれています。この成分は熱に弱いため、お刺身等で食べると良いといわれています。旬は春―夏ですが、鮭と同様1年中購入できるので手軽に食べることがでできますね。

鯖(サバ)

鯖
鯖も脂質とともにタンパク質豊富な魚のひとつです。焼き鯖、塩鯖、しめ鯖などたくさんの食べ方があり、1年中購入することができますね。フィッシャーマンズケープの名物「サバサンド」もお子様から大人まで食べやすい味で手軽に鯖の栄養が取れるのでオススメです。また最近は鯖缶もたくさんの種類があり、魚の骨が苦手な方にも手軽に骨まで簡単な調理で食べることができますね。鯖缶はそのまま食べても美味しいですが、カレーにいれたり、冷や汁風に味噌汁に入れたりしても美味しいです。

鯛(たい)

鯛
鯛は脂質はとても少なく高タンパクな白身魚のひとつです。消化・吸収も良いので、小さなお子さまの離乳食から年配の方まで食べやすい魚です。新潟県内有数の水揚げ量を誇る柏崎市では、ご当地グルメ「鯛茶漬け」があり、市内のお店ごとに色々な鯛茶漬けを食べることができます。鯛はお祝い事などのときにしか食べないイメージがありますが、鯛茶漬けの通販もできるので、ぜひ普段の食事にも鯛を取り入れてみると良いと思います。

練り物

練り物
魚は骨があって苦手、魚を捌けない、魚は生臭くて等魚が食べれない方はかまぼこやさつま揚げなどの練り物がオススメです。かまぼこの原料は主に白身魚の鱈(たら)ですが、鱈もカロリー控えめで高タンパク質です。練り物には、イワシのツミレなど様々な魚を美味しく簡単に食べられます。かまぼこなどはそのまま食べる方も多いと思いますが、塩分は少なめです。かまぼこだけでなく、練り物のほとんどが塩分少なめなので、健康に気をつけている方、カロリーが気になる方も毎日良質なタンパク質を取ることができます。

免疫力を高める食品として高タンパク質な魚を紹介してきましたが、魚以外にも発酵食品を取り入れることも大切です。さらに十分な睡眠、適度な運動、バランスの取れた食事をすることによりウイルスなどに負けない体作りをしていきましょう。