越後麩はご当地グルメの健康食材!

越後麩はご当地グルメの健康食材!

新潟県の越後麩は、江戸時代後期ころ、北前船が立ち寄ったときに加工技術が伝わったという説があります。細長い新潟県のこと、車麩が有名ですが、まんじゅう麩など形が独特のものや色の美しいあられ麩、なめらかさやコクが特徴の揚げ麩も作られています。まだ食べたことのない方は、健康食品としても注目されているお麩にぜひチャレンジしてください。

麩の伝来は諸説ありますが、室町時代に中国から伝わったとされています。中国へ渡った学僧が製法を持ち帰ったらしく、肉食を禁じられていた修行僧の蛋白源として広まったようです。麩の種類は地方により独自のものがあり、お寺の多い京都・奈良では生麩が普及し、焼麩は茶会の菓子に出したのが始まりとされ、主に富山以北の東北地方で食べられるようになりました。庄内地方の板麩、仙台のあぶら麩、石川のすだれ麩、紅葉麩、京都のよもぎ麩、手まり麩が有名ですが、全国に百種類くらいあるといわれています。新潟に馴染みの車麩は、新潟、山形、石川あたりで食べられてきました。保存が利くので、冬場の食品としても重宝されてきたのでしょう。

麩の原料となるのは、小麦粉と、小麦粉のたんぱく質グルテンです。この二つを混ぜ合わせて棒に巻き付け、直火焼きで焼き上げたのが、車麩(くるまふ)です。
巻いて焼き、巻いて焼き・・を繰り返しその回数によって、年輪模様が出来上がり、それが程よい食感を生み出します。素材の品質と膨張率を小さく緊密な仕上がりに焼くことで食べた時の車麩の独特の風味がつくりだされます。焼きたての車麩はフランスパンに似た味だと聞いたことがありますが、それを知っているのは職人さんなどの関係者だけ。たしかに原料に大きな違いはないから、そうかもしれません。

越後麩はご当地グルメの健康食品

調理は簡単で、水に浸し柔らかくしてから、両手にはさんで水を切って使います。ふんわり、ふっくらした食感で、ダシがよく染み込むので、煮物や味噌汁、すき焼き・おでん等の鍋物、酢の物など、なんにでも使えます。また良質な小麦粉の蛋白質から作られているので、膨張剤等を使用していないものは離乳食にもお勧めです。衣を付けて揚げればトンカツ、薄く切ったのをすき焼にすれば肉の食感にもなります。ほかにも、寄せ鍋・茶碗蒸し・うどんの上浮などにもオススメです。

最近では車麩のサブレやドーナッツなどデザートレシピも増えて、車麩料理のレパートリーはどんどん進化しています。しばらく地元のお店でも見かけなくなったことがありましたが、麩は低カロリーで消化にいいことからダイエット効果も期待でき、健康食品として見直されています。伝統食材の越後麩は、栄養といい使い勝手といいコスパの高い新潟のご当地グルメのひとつです。

新潟の特産品というと、笹団子にお酒にお米などがありますが何より少し重いことと賞味期限が気になる方もいるのではないでしょうか。越後麩なら賞味期限は1年半以上と安心です。荷物に詰め込んでしまうとつぶれてしまいますが、重さは気にならなし、何より使い勝手が良いお土産のひとつです。

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くるま麩ミニ

マルヨの車麩みに

明治7年(西暦1874年)の創業以来、焼き麩(やきふ)一筋に製造・販売をしている新潟の老舗マルヨネのくるま麩は、
膨張剤や品質改良剤などの添加物や調味料を一切使用せず、元気のよい小麦グルテンがもつ膨張力を利用して焼き上げた
純粋な小麦由来の低カロリー植物性蛋白質食品です。

色あられ麩

色あられ麩

明治35年創業の宮村の色あられ麩。
丸くてかわいい色合いのお麩です。パステル調のやさしい感じで、いつものお味噌汁も華やかに。
いろんなアイデアが膨らんでお料理が楽しくなることでしょう。
離乳食や煮物、揚物、すき焼き・なべ物などいろんなお料理にお使いいただけます。

しらたま麩

明治35年創業の宮村の白玉麩。
名前のとおり、白玉のように白くてツルっとした舌ざわりのお麩です。
材料にこだわり無添加なので小さな子様からご年配の方まで安心してお召し上がりいただけます。
お味噌汁や煮物、炒め物やスナック風のお菓子などアイデアレシピにもお使いいただけます。

花 麩

明治35年創業の宮村の花麩です。
大きさは2cmくらいで小さな花の形をしています。
お吸い物や茶わん蒸しに使われることが多い花麩ですが、アイデア次第でいろんなお料理を華やかにしてくれます。
離乳食や煮物・揚物・すき焼き・なべ物などいろんなお料理にお使いいただけます。